運営

ひとり相談支援事業所の時間術|面談・記録・移動をどう回すか

相談支援事業所の多くは、相談支援専門員が1〜2人の小さな体制で運営されています。面談、サービス担当者会議、モニタリング、記録、請求事務、関係機関との連絡——全部を一人で回すには、時間の組み立て方そのものを設計する必要があります。

「記録は面談の直後」を死守する

一番崩れやすく、一番効くのがこれです。面談から時間が空くほど記録の質は下がり、書く時間は延びます。移動先の駐車場で10分、骨子だけでもメモに落とす。この習慣があるかどうかで、月末の残業時間が大きく変わります。

移動をまとめる「エリアの日」を作る

訪問先が広域にわたる場合、曜日ごとに回るエリアを決めてしまうのが有効です。「火曜は北部エリアの日」と決めておけば、面談の予定もそのリズムに乗せられ、移動時間が細切れに散らばるのを防げます。

月のリズムを固定する

  • 月初:今月のモニタリング対象者を確認し、アポイントを一気に入れる
  • 月中:面談・モニタリング実施の山場
  • 月末:記録の仕上げと請求準備

このリズムを崩さないためには、月初の「今月やるべき人の一覧」がすぐ出てくることが前提になります。台帳をめくって探しているようなら、モニタリング管理ツールのような仕組みに任せることを検討してください。

「相談を受けない時間」を予定に入れる

ひとり事業所は、電話が鳴れば全部自分に来ます。記録や計画作成の時間は、あらかじめ予定表にブロックとして入れておかないと、確実に浸食されます。緊急対応は当然ありますが、「原則としてこの時間は書き物」と自分と約束しておくことが、質を保つ最後の砦です。

完璧を目指さない

すべての工夫に共通するのは、「意志の力に頼らず、仕組みで回す」という考え方です。疲れている月末の自分でも回せる仕組みだけが、続く仕組みです。小さく始めて、続いたものだけ残していきましょう。