記録

ジェノグラムの書き方入門|記号のルールと現場で迷わないコツ

アセスメントの場面で「家族構成を図にしておけばよかった」と思うこと、ありませんか。ジェノグラムは3世代程度の家族関係をひと目で共有できる、相談支援の基本ツールです。この記事では、最低限おさえたい記号のルールと、現場で迷いやすいポイントを整理します。

基本の記号

記号意味
□(四角)男性
○(丸)女性
二重線の□○本人(中心人物)
記号に×(または塗りつぶし)死亡
横線でつなぐ婚姻関係
横線に斜線2本離婚
横線に斜線1本別居
縦線で下につなぐ親子関係

年齢は記号の中か near に書き、名前・続柄は記号の下に添えます。同居している範囲を点線で囲むと、世帯の様子が一気に伝わります。

書く順番のコツ

  1. 本人から書き始める。紙の中央よりやや下に置くと、上の世代を書き足しやすくなります。
  2. 夫婦は男性が左、女性が右が慣例です。迷ったら統一しておくと読み手が混乱しません。
  3. きょうだいは左から年長順に並べます。
  4. 関係の質(不仲・キーパーソンなど)は、線の種類や書き込みで補足します。

現場で迷いやすいポイント

どこまで書くか。 原則は3世代ですが、支援に関係する人を優先します。「制度上の家族」よりも「本人の生活に登場する人」を描くのがジェノグラムの目的です。

情報が不確かなとき。 聞き取れていない部分は「?」を書いて空けておきます。埋めることが目的ではなく、わかっていないことが見えるのも大事な情報です。

更新のタイミング。 家族状況が変わったら日付を入れて更新します。作成日を必ず記載しておくと、モニタリング時に「いつ時点の情報か」で迷いません。

手書きよりも楽に描くには

手書きは自由度が高い一方、修正や共有がしづらいのが難点です。当サイトのジェノグラム作成ツールなら、ブラウザ上で記号を置いて線でつなぐだけで作図でき、画像として保存して記録にそのまま貼れます。無料で使えるので、次のアセスメントからぜひ試してみてください。